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MM2019年12月

○ 今月号のContents…………………………

1.information ~船橋や船橋に関連した情報のご案内~
・船橋大神宮「ふなばし朝市」(2019/12/07)
・船橋市地方卸売市場「ふなばし楽市」(2019/12/07)
・船橋大神宮・大鳥神社例祭並びに酉の市(2019/12/02,14)
・飛ノ台史跡公園博物館「海と生きる ―自然の恵みと人の知恵―」(~2019/12/15)
・「よんく(四区)寄席」(2020/01/19)

2.運営委員会から
・フードバンクに協力しています
・暮らしのなかの困りごと 話してみませんか?

3.船橋市議会ウオッチング〈「質疑」「質問」の違いと船橋市議会〉

4.最近思うこと〈最近気になるフェイクニュースと事実〉

5. 船橋発見プロジェクトからのお知らせ)
・第1回講座「船橋の漁業と農業の現状(仮題)」
・第2回講座「漁場見学と海苔すき体験」
・第3回講座「船橋在住の外国人の現状(仮題)」

6. 船橋発見プロジェクト下見報告〈船橋車散歩(南部湾岸地区)〉

7. オスプレイの問題点―その2
~木更津への暫定配備で船橋も危険にさらされます~

8. 船橋に暮らす外国籍の人たち2

9. 美味しい船橋〈「だんごのさくらや」のみたらしだんご〉
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<1> information ~船橋や船橋に関連した情報のご案内~

●船橋大神宮「ふなばし朝市」(2019/12/07)
新鮮でおいしい船橋産の野菜や、船橋漁港で水揚げされた魚介類などを販売、とのことです。年に4回ほど開催されています。
日時:12月7日(土) 09:00-11:00 (小雨決行、雨天中止)
場所:船橋大神宮(意富比神社)
http://www.oohijinja.jp/access.html

●船橋市地方卸売市場「ふなばし楽市」(2019/12/07)
「普段立ち寄りにくい市場でお買いものやお食事を楽しんでもらえるよう市場を開放し、新鮮な魚や野菜、珍しい食材などを取り揃えて皆さまのご来場をお待ちしております。」とのこと。
偶数月(4,6,8,10,12,2月)の第1土曜日実施しています。
日時:12月7日(土) 09:00-11:30
場所:船橋市地方卸売市場 船橋市市場1-8-1
JR船橋駅または、京成本線京成船橋駅から徒歩約15分
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/shiminkatsudo/0003/0001/0002/p009893.html

●船橋大神宮・大鳥神社例祭並びに酉の市(2019/12/02,14)
大鳥神社の例祭に合わせて出る市のことを「酉の市」といいます。各地の大鳥神社で例年11月の酉の日に行われますが、船橋大神宮の大鳥神社では月遅れの12月に行うとのこと。
「境内で販売される熊手は、福をかきこむ縁起物として皆様に広く知られております。神社で扱う小さな熊手は個人の方が、屋台で扱う大きな熊手は会社や商店の方がお受けになる事が多いようです。屋台でお受けになると三三七拍子の景気付けが行われ、お店の人総出で開運招福を祈ってくれます。酉の日が休日とは限らないため、夜、仕事帰りに参拝される方も多く、屋台の威勢の良いかけ声が夜遅くまで響き渡ります。(船橋大神宮ホームページより)」
例祭は午前10時30分より30分程度、12月2日(月)、14日(土)とも行われるとのこと。二ノ酉(12/14)の19時より、神楽殿にて神楽の奉納が1時間半程度行われ一般の人も見ることができます。熊手の販売など屋台は朝から夜10時位までだそうです(参拝の人の出によります)。
二ノ酉の19時より、神楽殿にて神楽の奉納が行われます。神楽奉納の写真を下記で見ることができます。
http://www.oohijinja.jp/event/ninotorikagura.html
日時:12月2日(月) 一ノ酉、12月14日(土) 二ノ酉
場所:船橋大神宮内(意富比神社)大鳥神社
http://www.oohijinja.jp/access.html
参考:酉の市(とりのいち)- Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/酉の市

●飛ノ台史跡公園博物館 千葉県北西部地区文化財展「海と生きる ―自然の恵みと人の知恵―」
約1万年前の取掛西貝塚ほか県北西部10市の文化財約140点を一堂に展示。
「この企画展では、古くは縄文時代早期(約1万年前)の取掛西貝塚(船橋市)に関するものから、新しいものでは江戸時代の醤油醸造(野田市)に関する資料まで、展示しています。」とのこと。最近話題の取掛西貝塚のものも展示されているようです。詳しくは下記参照。
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/bunka/0001/0006/0003/p074218.html
日程:2019年11月2日(土)~12月15日(日)※毎週月曜日は休館。
場所:飛ノ台史跡公園博物館(市立海神中学校のお隣です) 船橋市海神4-27-2
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/bunka/0001/0006/0001/p036786.html

●【新春】初笑い「よんく(四区)寄席」(2020/01/19)
選挙で変える!4区船橋市民の会主宰の「よんく(四区)寄席」です。時事問題と正月らしいネタで楽しい落語会とのこと。
噺 :柏家扇寿
日時:2020年1月19日(日) 10:00開演
場所:高根台公民館 第2、第3集会室(新京成線高根公団駅徒歩約2分)
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/toshokankominkan/0002/0022/0001/p011041.html

<2> 運営委員会から

(1) フードバンクに協力しています
まだ食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動です。
ここ千葉県ではフードバンクちばが2012年から活動を行っていて、ふなばしネットは家庭で余っている食料品の寄付を事務所で預かり、千葉市のフードバンクに届ける活動を2014年から行っています。
缶詰やレトルト食品、調味料など、6年間で200キロ近い食料品を市民から預かり届けてきました。
昨年から フードバンクふなばし が活動を開始したので、今年は主にこちらに届けています。
お預かりする食品は、缶詰、レトルト食品、米や麺類、醤油や油などの調味料、菓子や飲み物です。
以下にご注意いただき、月曜と木曜の午後(1時~4時)、東船橋の事務所にご持参ください。
・ 賞味期限が明記され、かつ2か月以上あるもの
・ 常温で保存が可能なもの
・ 未開封であるもの
・ 破損で中身が出ていないもの

2) ~暮らしのなかの困りごと 話してみませんか?~
元市議のまきけいこがお話をお聞きします。
次回開催:12月11日(水)10時~13時
場所:東船橋の事務所

<3> 船橋市議会ウオッチング〈「質疑」「質問」の違いと船橋市議会〉

本会議で、議員が船橋市の執行部に答弁を求めるには「質疑」と「質問」の二種類があります。
「質疑」とは船橋市が提案する予算案、条例案など、市の政策である「議案」に対して行う「議案質疑」を指します。
「質問」とは議員が疑問に感じることや政策提言をする際に行う「一般質問」を指します。
船橋市は他議会に比べ、議員個人の一般質問に割かれる全体の時間が多く、議員は比較的自由に質問することができます。
事前に入念な打ち合わせが行われ、本会議場では双方擦り合わせ済みの質問(質疑)と答弁を読み上げるのみになっている議会もあることを考えれば、質問への答弁に納得がいかない場合、担当部長から局長、副市長、市長にまで答弁を求めることのできる船橋市議会は、かなり議員の質問(質疑)の力量が発揮できると思っています。
だからこそ、市の喜ぶ質問(質疑)や、水面下の擦り合わせのみで市に貸しを作るような狡猾な政治ではなく、広く意見交換し、市民のために働く議会になるはずだと、私はまだ希望を捨てていません。(三宅桂子)

<4> 最近思うこと〈最近気になるフェイクニュースと事実〉

以前森達也監督の「FAKE」を観た。聴覚障害をもちながら現代のベートーヴェンとまで賞賛されながら、ゴーストライターと名乗る新垣氏の出現により、テレビから逃げるように姿を消し郊外のアパートで妻とひっそり暮らす佐村河内氏の姿を撮ったドキュメンタリー映画だ。彼のアパートにはテレビ局のスタッフが訪れ、逆に新垣氏の嘘を暴く番組を作りたいと押し掛ける。そして筋書き通りの取材ができないとなると、佐村河内氏を侮辱する番組を仕立て上げ、再度彼を貶める。
400人の友人と名声全てを失ったかのように見えた彼だったが森監督の「また曲を作りたいでしょ?」との声に触発されたかたちで3年ぶりにシンセサイザーを購入し作曲作りを始める。ラストの12分は彼の奏でる見事な新曲「交響曲第二番」だった。
映画を観た後、何とも言えない気分になった。マスメディアの発信することを鵜呑みにした私も彼を社会から排除した加害者のひとりだったのではないかと。

最近SNSの発達により、一層ファクトなのかフェイクなのか見分けがつかなくなってきているように思える。
ここ最近感じた出来事が3つある。

ひとつは、先日船橋で開催されたイベントに参加していたキューバ人と結婚し、1年のほとんどをキューバで過ごしているというMさんのことばだ。彼女は時々ベネズエラまで足を運ぶそうだが、日本で報道されているようなマドウロ政権の失策により、ハイパーインフレ・失業者増、そして飢餓に苦しんでいる人が急増しているというのはフェイクだと言うのだ。現地の女性たちに「日本では、あなた達が貧困にあえいでいると報道されているのよ」と話すとみんな笑って否定するという。
私たちが見てきた映像はシリア空爆の時のようにフェイクなのだろうか?

次に労働組合が弱体化している中、まっとうなことを要求しているだけなのに経営者/警察から組合弾圧を受けている関西生コンクリート組合(関生)の件だ。延べ85人近くが逮捕され、委員長は1年以上拘留されている。逮捕の理由が、「非正規社員を正社員にしろ」「保育園に入園するための書類を発行してくれ」との要求が恐喝に値するというのだからあきれる。元々はゼネコンの買いたたきを拒否したことから目をつけられたようだが、週刊誌ではやくざよばわりされている。保釈金だけでも何千万円も必要な状況で、メディアがファクトを伝えなければ彼らは、というよりまともな組合は潰されてしまうのではないか。

そして日韓問題について
慰安婦問題、徴用工問題、GSOMIAと今、日韓関係がかつてないほど悪化している。
マスコミも嫌韓を煽っている。メディアを使って政権が韓国を非難するのには他の理由もあるようだ。
キャンドル革命を経て韓国は社会のしくみが大きく変わってきている。ソウルでは市民農園で無農薬栽培をし、その野菜は学校給食でも使われ、残った野菜はフードバンクに供給されるというシステムが構築されている。また貧困層に対しての救済等福祉国家政策も進められている。福島から避難してきた人たちの住居を奪おうとする日本と大違いだ。
このような成熟しつつある国の姿をメディアを通して私たちが知ることを恐れているのではないだろうか。
また、ジャーナリストの田原総一朗氏は「ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代と違って日本は自信を失ってしまった。コンプレックスの裏返しが韓国や中国批判となって表れる。特にテレビは視聴率を下げたくないから国民に迎合する番組を作ろうとする」と言っている。

何が真実か見分けることは本当に難しいがやはりできるだけ自分の目で確かめて行動していきたいと思っている。
(滝 桂子)

<5> 船橋発見プロジェクトからのお知らせ
~船橋都民から船橋市民に~

船橋に住んでいながら船橋について良く知らない人も多いでしょう。ということで船橋のことを「もっと調べてみよう、知らない場所を訪ねてみよう」と始まったのが 船橋発見プロジェクトです。
有志の6名で準備を進め、幾つかプレ企画も行ってきましたが本格始動します。
詳細は調整中ですが、3回の日程と内容が決まりましたのでご案内。
関心のある方は打合せ会議にもご参加下さい(詳細は下記ご覧下さい)。尚、どの企画も人数限定のため予約が必要になります。12月中旬までには詳細も確定し募集を始める予定です。(相葉康之)

●第1回講座「船橋の漁業と農業の現状(仮題、市職員による出前講座)」
船橋市が行っている市職員による出前講座をアレンジしお願いしました。船橋市経済部農水産課の水産担当と農業担当の2人の職員に来ていただき、船橋市の農業、漁業の実状についてのお話を伺います。
日 時:1月8日(水) 2:00-4:00pm
参加費:調整中
場 所:コミュニティカフェ「ひなたぼっこ」
船橋市本町4丁目31−23
TEL 047-426-8825(ちばMDエコネット)
京成船橋駅下車徒歩6分(450m)、京成大神宮下駅徒歩8分(600m)

●第2回講座「漁場見学と海苔すき体験」
船橋の漁業を知る企画の第2弾、ワークショップです。船橋市農水産課の協力で実現しました。みなとや前でのりすき体験を行い、その後船橋市漁協所有の調査・警戒船に乗船し底引き漁業、海苔柵を見学、あわせて貝殻島、南極船しらせも海から見学します。船橋市農水産課の職員が案内してくれます。
海苔の収穫時期の関係で1~2月限定企画です。船橋の海苔は全国的にも評価が高いとのことです。
日 時:2月1日(土) 9:00-14:00
参加費:調整中
場 所:船橋漁協直売所「三番瀬みなとや」前9時集合、2時過ぎ解散予定
船橋市日の出1丁目22−1 船橋漁港内
JR船橋駅より徒歩25分(約1.5km)
※バスの場合、京成船橋駅バス停3番乗り場より、船61系統、船62系統「丸善」行き、または「船橋海浜公園」行きバスへ乗車し「湊中学校」バス停から徒歩5分。

●第3回講座「船橋在住の外国人の現状(仮題、市職員による出前講座)」
現在、船橋市在住外国人は約18,000人。街中やコンビニ、居酒屋などで見かけることが多くなりました。
こちらも市職員による出前講座をアレンジしお願いしました。船橋市国際交流課の職員に来ていただき、船橋在住の外国人の現状についてのお話を伺います。
日 時:2月11日(火・祭) 3:00-5:00pm
参加費:調整中
場 所:コミュニティカフェ「ひなたぼっこ」
船橋市本町4丁目31−23
TEL 047-426-8825(ちばMDエコネット)
京成船橋駅下車徒歩6分(450m)、京成大神宮下駅徒歩8分(600m)
※当日、2:00-3:00pm 市民ネットワーク・ふなばしの総会を同じ会場で開催します。総会後のイベントを兼ねています。

◆船橋発見プロジェクト打合せ会議のご案内
1回目から3回目までの詳細や3回目以降の企画の相談を行います。どなたでも関心のある方は参加できます。関心のある方は是非ご参加下さい。事前にご連絡いただけると助かります。
また、このようなテーマで企画して欲しいという内容があればお知らせ下さい。
日 時:12月4日(水) 19:00~
場 所:船橋フェイスビル5階 船橋市市民活動サポートセンター
JR船橋駅・京成船橋駅・東武野田線船橋駅下車徒歩約1~2分
船橋市の総合窓口センターの一角にあります。
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/shiminkatsudo/0002/0001/0001/p011268.html

参考:船橋市まちづくり出前講座とは?
「市民の皆さまの学習活動に役立てていただくため、皆さまの学習会や集会に市の職員や指定管理者等が講師として出向き、市の事業や施策などについてご説明する事業です。」
第1回、第3回講座はこれを利用し、こちらの希望する内容にアレンジし話しを伺う予定です。
https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gakushu/001/p000998.html

<6> 船橋発見プロジェクト下見報告〈船橋車散歩(南部湾岸地区)〉

船橋市の南西部、海に面する市川との市境には、工場や倉庫がたくさんあります。南部湾岸地区の中、東部にかけても冷蔵倉庫や大規模な食品コンビナートがあります。
西から潮見町、西浦町、栄町、日の出、浜町、高瀬町と町名も異なり、倉庫、町工場、食品を扱う大規模工場と、その風景も特徴のある地域です。それぞれ海に突き出した埋立地ですが、それぞての横の行き来はできず、一旦湾岸道路まで戻る必要があります。それぞれ異なった雰囲気を持ったエリアです。
11月の日曜日、車に乗って4時間、プロジェクトメンバーで下見も兼てこの地域を巡ってみました。

●倉庫を中心とした西浦
右は市川、左は船橋という道を海に向かって走りましたが、左右とも大きな倉庫群です。○○物流センターとか××ロジスティックという看板が目につきます。
船橋市の資源リサイクル施設や廃棄物処理場があるのもこの地域です。
一番海側の潮見町まで行くと三番瀬海浜公園があり、海浜学習館があります。
船橋市域はもちろん地球環境全体について、大人でも「へ~ぇ」と思う展示がたくさんありました。
船橋ヘルスセンターや昔の船橋駅などの写真もあり、私たちは「懐かしい!」と叫びながらたっぷり見学しました。
大人の入館料は400円ですが、元は十分取れる安さです。

●世界に誇れる製品も作る栄町
金属機械工業組合もある栄町には比較的小規模な工場が集まっています。
内視鏡手術の術具など特殊な医療機器を作る会社、世界的に有名な厚物用工業ミシンメーカー、精度の高い硬度の基準片を作る会社など、実に多彩な工場が集まっています。
鋳鉄管を作る㈱クボタは、ラグビーのクボタスピアーズのホームグラウンドのあるところ、練習風景を見ることも可能だそうです。

●冷凍冷蔵関係の工場や冷凍倉庫が並ぶ~日の出、浜町
さらに東に進むと、日の出にはニチレイフーズ船橋工場、浜町周辺には冷凍・冷蔵関係の物流センター、冷凍倉庫などが並んでいます。

●見たことのある名前の看板がズラリ、京葉食品コンビナート~高瀬町
さらに南に向かうと高瀬町です。サッポロビールが一番有名ですが、この地域にある京葉食品コンビナートには他にも今半、DOUTOR、ボーソー油脂、ニチレイ、メリーチョコレート、KEY COFEE など、ズラリ。
船橋市が全国の食を支えている?と思いたくなるほどでした。
サッポロビールは全国に工場がありますが24時間稼働で全生産量の4分の1をこの船橋工場で作っているそうです。
南極観測船しらせも係留されていて、条件はありますが見学可能です。

今回は外観の見学が主でしたが、説明を聞きながらじっくり見学するのも楽しそうでした。(まきけいこ)

注:このエリアには船橋機械金属工業協同組合や京葉食品コンビナート協議会など取りまとめている事務所もあります。今回は日曜日でしたので無理でしたが平日でしたら立ち寄って話を聞くこともできそうです。ご希望があればプロジェクトの講座として企画を考えたいと思います。

<7> オスプレイの問題点―その2
~木更津への暫定配備で船橋も危険にさらされます~

・その経済的効果について
民間であれば、新機種の導入とその費用対効果については厳密に精査されるのが当然です。しかし「防衛」=「軍事」の領域はそうしたチェック機能は十全には働きません。一種の「税金の聖域」です。
陸自購入のオスプレイ17機の購入費用は3600億円超です。ここに毎年219億円の「維持整備費」が付け加わります。最低でも20年から30年は運用するのが当たり前ですから10数年すれば購入費を上回ります。それだけの税金を投入して、このオスプレイは役に立つのでしょうか?
長期にわたる開発の末完成したオスプレイですが、購入した国は開発元の米国と他には日本のみです。その米国でも実際に導入しているのは海兵隊と空軍のみ、もうすぐ海軍仕様のものが運用されますが、これは純粋な「物資輸送」にしか使われないことになっています。陸上自衛隊と同じ位置づけの米陸軍は導入の予定皆無です。これはオスプレイが「役に立たない」ことを示して余りあります。
もう一つ指摘しておきたいことがあります。我が国は世界でも比類のない急速な高齢社会の進展のなかにあり、国家支出のなかに占める「社会保障関連費」は毎年最大比率を占めておりその額も当然ながら毎年増加しています。しかし、安倍政権はこの社会保養関連費の「自然増」部分の伸びを強引に従来の半分に圧縮する政策を続けています。その一方で防衛関連予算は毎年「過去最高」を更新していることは周知の通りです。陸自購入のオスプレイの予算化が行われた2015年に、「介護報酬」の切り下げが強行されましたが、その額はほぼ3600億円。オスプレイ購入額とほぼ同じです。私たち主権者、納税者は介護報酬の切り下げで役にも立たないオスプレイが購入されたのだということを忘れてはなりません。

・日本国憲法の平和主義との齟齬
木更津に暫定配備されるオスプレイは、南西諸島の防衛、離島奪還のために導入されると繰り返し防衛省は強調します。その「離島奪還」を担う部隊「水陸機動団」は佐世保の相浦基地を本拠として周辺の陸自基地に駐屯しています。木更津基地とは千数百キロ離れているのです。いわんや「南西諸島」まで木更津から2千キロ離れています。いったいどういう部隊運用をするつもりなのでしょうか?
そもそも「南西諸島防衛」「離島奪還」とは、具体的には中国を仮想敵としてその軍事的進出を阻害する、場合によっては先制攻撃で敵国の軍事能力を無力にする構想です。そのための過大な軍事装備のための予算がここ数年うなぎのぼりです。オスプレイももちろんそのひとつです。
これは日本国憲法の平和主義の理念と矛盾しないのでしょうか?これまでの日本の防衛政策の根幹であったはずの「専守防衛」との齟齬はないのでしょうか?
こうした基本的な事柄について政府はまともな説明を一切してきていません。いつも紋切り型の「日本を巡る安全保障環境の深刻な変化」だけで済ませています。では実際にどんな「変化」があって、それに対して何が必要なのかの説明は一切ありません。一方が過剰な軍事力を蓄えれば、仮想敵とされた側もそれに呼応して軍事力を過剰に高めていくのは当然です。日本国憲法の平和主義そうした負の連鎖を断ち切るもののはずです。
私たちは平和憲法の下に生きる市民として、主権者として、かけがえのない平和主義の理念を理不尽に、また貴重な税金を空費して破壊していく一端を担っているオスプレイの木更津基地暫定配備を認めることはできません。

・地方自治との関係
8月3日の木更津市での説明会で、防衛省は「習志野基地の第一空挺団がオスプレイに搭乗する」と明言しました。そして5月23日の段階で「現在CH47等が飛行しているルートでオスプレイも運用する」としています。
とするならば、現在習志野演習場でのパラシュート降下訓練で、大型ヘリやジェット機が頭上を飛び騒音に悩む船橋市民の頭上を、危険きわまりないオスプレイも飛ぶ、ということになります。
オスプレイ配備の問題は木更津市だけの問題ではありません。船橋市も含めた千葉県全域、関東甲信越全体の問題なのです。
千葉県や船橋市も含め、自治体はなにかというと「防衛は国の専権事項」と繰り返します。防衛の問題には自治体も住民も口は出せない、という姿勢に終始しています。しかしそれは間違いです。地方自治は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」と同等の日本国憲法の大原則なのです。2000年の「地方分権一括法改正」で「国と地方は対等」になっているではありませんか。政府・防衛省はオスプレイの配備・運用という重大事案について、関係する自治体と住民に対し十全な説明責任を果たし、関係するすべての自治体と住民の同意を得るというのが大前提のはずなのです。
私たち船橋市民は、まさしく「当事者」としてこの当然の権利を行使していくべきです。
最後に強調したいのは、政府・防衛省は何につけ「丁寧に説明をしてご理解いただく」を強調しますが「丁寧な説明」など今まで一度も、どこでも なされたことはありません。そして、いくら「説明」されようとオスプレイの「安全性」が確保されるわけではないということです。
(吉沢弘志)

<8> 船橋に暮らす外国籍の人たち2

前回の続きです。特に記載の無いものは船橋市の国際交流課に聞いた話です。

・外国籍の人たちの増加による市の対応
外国籍の人たちが増加することにより船橋市としても様々な対応が必要になっています。
2012年に外国人登録法が廃止となり、中長期在留者(在留期間が3か月を超える)は日本人と同じように住民登録が必要になりました。
日本に滞在する外国人の権利義務について下記の書き込みを見つけました。
「在留資格を持つ外国人は原則日本国内に住所を持ち、就労資格があれば日本国内にて所得を得ることになります。そうなると所得税法に従い所得税等の納税の義務が発生しますし、住所を有する地方自治体への住民税も払う義務が生じます。また、各種社会保険の保険料(国民/厚生年金、健康保険、介護保険等)を支払う義務も生じます。こうした納税、社会保険料に関しては国籍要件が無いため、日本人と同等の扱いを受けます。その代わり、日本人と同等の行政サービスや社会保障を享受することができます。」
ここらあたりは詳しくないので第3回船橋発見プロジェクト講座で確認したいと思います。
義務もある一方、権利もあるわけですので様々な行政サービスも受けることができます。その為に市は、各国の人たちへの各国語での対応が必要になってきます。市の各種書類も多言語化する必要があります。ご存じ市が発行しているふなばし市民便利帳も日本語版以外に英語、中国語がすでに作られているとのこと。
船橋の行政窓口では、多言語化に対応し平成29年より多言語アプリのオンライン通訳を利用しているとのことです。
今更とも思いますが、今年の10月より市役所内に外国人相談窓口を設置し(業務委託)中国語、英語の2カ国語での対応ができるようになっています。それ以外の言語はオンライン通訳を使用し12カ国語の対応ができるとの事でした。タブレットで該当言語の通訳者とテレビ電話のようにつなぎ、通訳を介し相談を受けるとのこと。

文部科学省ホームページには「外国人の子どもには、我が国の義務教育への就学義務はないが、公立の義務教育諸学校へ就学を希望する場合には、… ひとしく教育を受ける権利を有する。」と記載があります。
前号で述べましたが、船橋市の在留資格別比率で4番目に多いのが家族滞在(約1,800人、10%)となっています。家族を伴って日本に来ている人たちの家族の人たちです。
公立の小中学校に入学する外国人の子どもたちへの対応が必要になってきます。現在、学校に日本語指導員を配置し対応しているとのこと。一番人数が多い中国語ができる人が多いそうです。現在は、通常の授業中に直接ついて指導しているそうですが、人数がどんどん増えることにより、日本語が話せるようになるまで別教室化しないと対応できないのでは無いかとの話しでした。
同様にお母さんへの対応も重要な課題になっています。学校からの連絡書類などを理解してもらわなければなりません。現在は交流協会などでの日本語教室で対応してもらっているようです。
また、防災など非常時の対応も重要な課題です。外国人向け避難訓練なども行っているそうですが、今年の台風やそれによる停電、避難など緊急な課題であると言えるでしょう。
長くなりましたので続きは次号で。
次号では船橋労働基準監督署で聞いた話と外国人と一緒に大手物流配送センターで働いていた知人の話を書きます。(相葉康之)

<9> 美味しい船橋〈「だんごのさくらや」のみたらしだんご〉

船橋のお薦めのお店や食材、レシピなど食に関する情報をあくまで個人的な独断と偏見により紹介します。

「だんごのさくらや」はJR船橋駅方向から行くと船橋市役所入口の交差点から国道14号を船橋郵便局方面に250m ほど進んだ左側にあります。
朝のウォーキングの途中で朝の7時から開いていることがわかりました。市役所に行く機会があれば寄ってみてはいかがでしょう。
今時、観光地でも無く立地もさほど良くない場所にあるだんご屋さんが何故存続できているのか、ちょっと驚きでした。
秘密は総菜やお弁当、太巻寿司などの販売にあるようです。昔から和菓子を扱うところは赤飯や炊き込みご飯なども販売していました。その延長で総菜やお弁当、太巻き寿司などの販売をしているのが功を奏したのでしょう。
お弁当やから揚げなども多種ありますが、太巻き(380円~)だけでも10種類近くあり細巻きもあります。どれも食べて見たい!と思うものが並んでいます。
串に刺したお団子も負けずに10種類以上あります。
みたらしだんご、あんだんご、磯辺だんごなどの定番からずんだ、ごまだれ、栗あんなどどれも美味しそうです(1本50~70円)。
それ以外にもおはぎ(100円)、かのこ、芋羊羹などもあり、今の季節のものは干し柿を使い柿の形をそのままあしらった和菓子「福柿」などもあります。柿を模していますがへたの部分は本物を使用していました(1個120円)。
早朝から全て作っているとのこと。
7時から開いているので平日はお昼のお弁当にするのか早朝から買い物客がやってきます。数があった方が良い差し入れやお土産にも値段が安く手頃です。車で買いに来る人もいます。
そういう私も先日10名以上の差し入れにだんごを買っていきました。
だんごも全て食べたわけではありませんが、どれもお薦めですがとくに感激したのはみたらしだんご。
最近、みたらしだんごはコンビニぐらいでしか見かけないのですが、裏を見るとたくさんの添加物が使われています。物流上で醤油餡が流れるのがいやなのかべっとりと固まってついています。あまり食べたいとはおもいません。多くは外国産の米粉を使っているのは驚きです。
さくらやのみたらしだんごの醤油餡はさらっとしていてシンプルで美味しい。材料も化学調味料などは使っておらず、味付けは、醤油、砂糖のみ。それが1本50円。お薦めです。
尚、JR船橋駅イトーヨーカドーの地下にある食材の専門店「わくわく広場」にも売っています。値段はお店よりも高くなってはいますが買うことができます。(相葉康之)

●だんごのさくらや 船橋店
営業時間:7:00am~ 土曜日休業
〒273-0004 千葉県船橋市南本町1−16 予約・問い合わせ 047-435-3987
最寄駅:京成本線 / 京成船橋駅(出入口2) 徒歩8分(590m)

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★発行:市民ネットワーク・ふなばし 運営委員会
★編集:相葉康之
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