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MM2020年3月

○ 今月号のContents…………………………

1.運営委員会から
(1)総会を開催しました
(2)今仲議員離脱についてご報告
(3)事務所開催の定期的なイベントのお知らせ

2.船橋市議会傍聴記

3.船橋発見プロジェクトからのお知らせ~第3回講座報告~

4.定時制高校の子どもたち支援プロジェクト「おにぎりカフェ」

5.段ボールコンポストってご存じですか

6.船橋の秘密〈市議会 会議録の謎〉

7.美味しい船橋〈市場カフェの女川ブレンド)

……………………………………………………………………

<1> 運営委員会から
(1)総会を開催しました
2月11日、本町のコミュニティカフェ「ひなたぼっこ」で総会を開催しました。
ふなばしネット創設時から協力をいただいている団体「MDエコネット」が運営しているコミュニティカフェ「ひなたぼっこ」での総会は、古巣に帰ったような懐かしさを感じながらのものとなりました。
参加者も15名と大勢で、活発な意見交換ができました。
代理人のいないネットとして厳しい運営状況ではありますが、ご協力をよろしくお願いします。

(2)今仲議員離脱についてご報告
 船橋市議会議員各々と船橋市立保育園父母会(会長・副会長・保育園父母会連絡会担当者)宛に、離脱の経緯やその後の経過についての報告を文書で届けました。
 今仲議員を候補者と決定したのも、議員として送り出したのも私たち市民ネットワーク・ふなばしであるので、その責任を痛感している旨のお詫びも添えた文書といたしました。
 昨年は、今仲議員の代理人である弁護士に対し、ふなばしネットから質問を行い、代理人を通じて今仲議員の回答を得るということを繰り返してきました。
 今後はふなばしネットの主張を法的な裏付けをもって交渉できる弁護士に依頼する予定です。

(3)事務所開催の定期的なイベントのお知らせ
● ネット市の開催 3月18日(水)10:30~13:00
 寄付された衣類や雑貨などのリサイクル品を販売しています。
 掘り出し物が見つかることもあるので、是非覗いてみてください。

● 暮らしのなかの困りごと 話してみませんか?
 元市議のまきけいこがお話をお聞きします。
 日時:4月15日(水)10:30~13:00

● フードバンクに協力しています
 まだ食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動です。
 ここ千葉県ではフードバンクちばが2012年から活動を行っていて、ふなばしネットは家庭で余っている食料品の寄付を事務所で預かり、千葉市のフードバンクに届ける活動を2014年から行っています。
 缶詰やレトルト食品、調味料など、6年間で200キロ近い食料品を市民から預かり届けてきました。
 昨年から フードバンクふなばし が活動を開始したので、今年は主にこちらに届けています。
 お預かりする食品は、缶詰、レトルト食品、米や麺類、醤油や油などの調味料、菓子や飲み物です。
 以下にご注意いただき、月曜と木曜の午後(1時~4時)、東船橋の事務所にご持参ください。
・賞味期限が明記され、かつ2か月以上あるもの
・常温で保存が可能なもの
・未開封であるもの
・破損で中身が出ていないもの

● 若者とフードバンクをつなぐ
 いろいろな課題を抱えながら学ぶ高校生と食料品を介してつながる活動の場として、事務所を提供しています。
 船橋市の保健と福祉の総合相談窓口「さーくる」や学校配置のスクールソーシャルワーカー、ワーカーズコープなどさまざまな立場の人が関わっているのが特徴です。フードバンクに寄付される食品を持ち帰ってもらい、日常の会話を交わしながら時間をかけて緩やかな関係を作っていきます。
 この緩やかな関係からバイト先や学校のこと、家族のことなど、ちょっとした助言につながることもあるのです。
 若者の最新事情を知ることができるのは私たちにも意味あることで、息長く続けていきたい活動です。

<2> 船橋市議会傍聴記
令和2年第1回定例会が、どこの市議会、県議会でも始まっていると思います。
 私は、以前は政治や選挙に全く興味がありませんでした。
 昨年から関心が出てきたので、先日、自分の住む船橋の市議会の定例会を、初めて傍聴してきました。
 船橋市議会は、船橋市役所の中にあります。11階が議会傍聴席で、当日行けばだれでも傍聴出来ます。
 2/14(金)船橋市議会定例会の本会議、議員50名、市職員43名出席。傍聴者は、私含めて6名。傍聴席からは議会がよく見えました。

 ここで気になったことをお伝えします。
 七戸俊治さんは文庫本2冊を持込み読書中。傍聴している隣りの方が、「七戸さんは、いつも読書している」と仰られました。議員としての姿勢が現れています。
 10階には、船橋市議会事務局があり、その奥に委員会室や議員の控え室があります。また、各議員のポストのような引き出しがあります。
 ここで気になったのは、4名(七戸俊治、滝口宏、中村静雄、斉藤誠)の議員は、書類がたっぷり入ったまま。これで議員としての仕事をしているのかな?と感じました。

 本会議が終わり、すぐ議会運営委員会が10階の委員会室で始まりました。
 議会事務局に行って、「委員会の傍聴を希望」と言えば傍聴できます。
 議会運営委員会では、市民からの陳情書・請願書が14件出されており、それぞれ委員会で話し合いをするか、付託省略か、受理のみかを決めていました。
 議会運営委員会は、各会派から代表して出席します。
 船橋は、現在7つの会派がありますが、3人以上の会派でないと委員として参加できません。
 6つの会派から16名出席。
 2人以下の会派や無所属は委員外議員として出席できますが、委員ではないので見ているだけ聞いているだけでしかないです。

 ここで気になったことは、種苗法の件で陳情がでており、それを「たねなえほう」と読み上げる佐々木克敏委員長。
 「しゅびょうほう」でしよ。
 知らないの?知識ゼロですね。
 また、積極的に発言しているのは共産党の金沢さん。金沢さんが発言すると次に発言するのが、真政会の鈴木さん。
 他は、採択の段階で答えを求められて、YES or NOの発言するだけ。
 これでは2人だけの話し合いと変わらない気がしました。
 定例会は年に4回あり、今回の会期は、2月14日(金)〜3月25日まで 。毎日開催されないので、船橋市議会HPで本会議や委員会の日程を確認して、傍聴されると良いです。

~今回傍聴した感想!~
 台本があって読み合わせするだけの本会議よりは、委員会の方が良かったです。
 自分の住むまちの市議会は、町内会の会議が大きくなったもので、本来身近なもの。馴染みがないから遠い存在になってただけです。
 より良い暮らしのためにも、日頃から社会に目をやり、議員をしっかり見て、次の選挙まで今から3年間、議員をよく見て知ること、そして選挙でしっかり選ぶことが最も大事。
 インターネットで調べると、どの議員が活動しているか、毎日発信しているかがわかります。
 船橋で活動されている議員を調べました。
 毎月、議会報告会&意見交換会をされている議員はたったの1人、朝倉幹晴さんだけでした。なので、朝倉さんの報告会&意見交換会に、昨年から参加させていただいております。
 他の議員、何やってんの?と思います。
 まず市民が関心を持ち、目を光らせて、議員を見る目を養い、選挙で選びましょう。
 「選挙に関心がないから投票に行かない」と、投票した人だけで決まってしまいます。
 投票しないということは、「現在の社会に賛成」ということになってしまうのです。
 社会が回るために行政があり、動いています。国民が、県民が、市民が、興味がない、関心がなくても、動かしていかなくてはいけない。
 議会は、集まっている人達で話しが進みますから、皆んなが興味がない方が、むしろ自分達のやりたいことができる構図になっています。今の安倍政権が良い例です。
 これではいつまでたっても、社会は変わらないことに気づき、「社会の一員として参加しよう。声を出そう。行動しよう。」と思い、今回の傍聴になりました。
 議会は、平日開催で傍聴にいけなくても、インターネットでの中継があります。国会中継を見るよりは、むしろ住んでいる市議会の方が身近だと思います。
 なので、皆さんも自分の住む市町村から、関心をもち、インターネットで議員について調べたり、議会傍聴したり、初めて見ましょう!

追伸
 皆さんご存知ですか?
 全国814市の市議会議員の年収(2017年データ)で、平均年収694万6,665円。
 船橋市議会議員の年収は全国54位で、1,059万2,640円。
 議会は年4回開催。年中議会が開催するわけではなく、実際に開催されているのは年に100日程度。
 この報酬金額が、果たして妥当なものですか?
(武下美由紀)

<3>船橋発見プロジェクトからのお知らせ
   ~船橋都民から船橋市民に~
 船橋のことを「もっと調べてみよう、知らない場所を訪ねてみよう」と始まったのが 船橋発見プロジェクトです。
 すでに3回終了しました。3回目の報告です。

●船橋発見プロジェクト第3回講座「市内在住の外国人の現状を知る」まとめ
 開催:2020/02/11(火)15:00~ 17:00、コミュニティカフェ「ひなたぼっこ」
 講師:船橋市役所国際交流課 津田 拓哉氏、参加者17名

 はじめに、2018年末の集計では、国内の在留外国人は約273万人。うち労働者は約146万人です。1年前と比べ18万人増えています。 
 そうした中にあって技能実習生7000人が失踪した問題など、低賃金・長時間労働、劣悪な労働環境など、日本人がやりたがらない仕事を肩代わりさせている傾向があります。
 スイスの作家マックス・フリッシュの「我々は労働力を呼んだが、やってきたのは人間だった」言葉にあるように、労働者は生活者であるのです。国そして私たちは「人間」を受け入れる責任を持たねばなりません。
 こうした状況の中で、市の外国人行政について、津田氏より説明を受けました。

 船橋市内の外国人住民は2018年に約18000人であり、都道府県では5番目。構成は中国42%、ベトナム17%、韓国・朝鮮9%、ネパール、フィリピンと続きます。5年間で142%も増え、総人口の2.8%を占めています。
 船橋市はこれまで「友好都市」との国際交流を積極的に取り組んで来たが、現在は在住外国人との共生に向け「国際交流から多文化共生」へと共生社会の実現に向けた環境整備を推進していると説明がありました。
 具体的には・行政・生活情報の多言語化・災害発生時の情報発信・支援等の充実・住宅確保のための環境整備・日本語教育の充実・適正な労働環境の確保など方針を決めて取り組んでおり、その内容について個別説明がなされました。
 最後に「総合相談窓口」を開設し、11か国語に対応したサポートの紹介をし、約1時間の説明を終えました。

 終了後の質疑では、生活面でのゴミ出し問題、大声での騒音苦情など具体的な問題が出され、課題の深さを感じさせられました。また、「総合相談窓口」には1日3件程度と、その存在が認知されていないことが浮き彫りになりました。
 今回の講座では、問題の奥深さを実感し、とても時間が足りなかったものの、市行政としてもそれなりに努力し、取組んでいる事がわかりました。
(尾形利夫)

◆4回目以降の企画について
 現在企画中ですが、下記の方向で進めています。新型コロナウイルスの影響もあり日程は落ち着いてから再設定する予定です。
・「船橋のゴミ問題の実状(仮題)」
 プロジェクトメンバーを講師としたプレ講座として開催予定。
・「農業関係の見学」
 内容については企画を詰めている段階ですが複数の農家などを回り見学する方向で考えています。酪農関係も入れても良いのではとの意見も出されています。
・「本町周辺を中心とした歴史と現在(仮題)」
 船橋の街歩きと歴史に詳しい講師をお願いし、座学と街歩きを合わせた企画として考えています。

◆船橋発見プロジェクト会議に参加しませんか?
 船橋発見プロジェクトでは定期的に企画会議を行っています。どなたでも関心のある方は参加できます。関心のある方はご連絡下さい。
 また、会議に参加できなくてもこのようなテーマで企画して欲しいということがあればお知らせ下さい。

<5>定時制高校の子どもたち支援プロジェクト「おにぎりカフェ」
 「県立船橋高校定時制の子の支援プロジェクトを立ち上げたいのだが、相談会に参加しないか」と声がかかったのは今から1年半ほど前。
高校のスクールソーシャルワーカー(SSW)、船橋市、習志野市で様々な支援を行っている団体、民間のフードバンク等が集まってプロジェクトが動き出した。
 市民ネットワーク・ふなばしは、これまでの活動実績に加え「東船橋駅から高校までの途中に事務所を構えている」という好立地で協力できるだろうとプロジェクト参加となった。

 立ち上げ当初に支援対象となったのは4年生の2名。卒業を控え、進路を決める時期に差し掛かっていたが、事情は違うものの保護者の助けは望めない状況にあった。
 A君は長い引きこもり期間を経て定時制高校へ。自ら親兄弟との縁を切って生活保護を受けながら高校生活を送っていた。「一生親兄弟には会わない」と言う。
 B君は保護者が帰宅せず兄弟と子どもだけの生活を余儀なくされていた。保護者は収入申告もしていなかったため非課税世帯にもなっておらず、無保険だった。こちらも長く不登校ののち高校は定時制へ。卒業までには滞納している授業料を清算する必要もあった。

 月に2回、フードバンクの食糧を持ち帰るため事務所に寄り、お茶のみ話しをするところからスタート。
 定時制高校には数年前までは学校給食があったのだが、県が「試験的に」との理由で徐々に廃止に持ち込み、給食を無くしている。SSWによると、給食の時間に何も食べない子も多いという。
 フードバンクの食糧を持ち帰ると同時に、自分でお弁当用におにぎりを作って学校へ持参するのはどうだろう?と「おにぎりカフェ」との愛称が決まった。

 子ども達は、自分に関わってくれる大人の存在にも困窮しているため、高校を卒業すると頼れるところがなくなってしまう。行政の区分では「家庭」と呼べるものがある子どもでも、機能不全であることが見過ごされている子どもは少なくない。
いつでも連絡、相談できる大人がいる環境を作り、支援が続けられればと思っている。
(おにぎりカフェは今後県船以外の子も参加してくる予定です)
(三宅桂子)

<6> 段ボールコンポストってご存じですか
・私のコンポスト歴
 船橋市では、一般家庭から排出される生ごみの減量化、再資源化を促進するために、コンポスト容器、EM容器等の購入費の一部を助成しています。
 我が家では、1995年当時、樹脂製のコンポスター(緑色の普及タイプ)を船橋市が無償で提供していたので、利用しました。土と生ごみを交互に入れるのですが、思うように生ごみが発酵せず悪臭と虫に悩みました。EM菌も試しましたが改善しませんでしたので、次は電気式の生ごみ処理機を、やはり市の助成金を使って購入しました。しかし予想以上に時間がかかり乾燥中の臭いもきつい。特に震災後は電気を使用することに罪悪感がありました。

・微生物の働き
 そして行き着いたのが段ボールコンポストです。段ボール箱の中に、基材(もみ殻くん炭やピートモス、おがくず、わらなど)を入れ微生物の働きで生ごみを分解させます。私はもみ殻くん炭とぬかを混ぜています。
 2013年以来、家族3人分の生ごみを段ボールコンポストで処理し続けています。微生物によって分解され嵩が減り、いやな臭いもありません。段ポールは時々交換しないといけませんが、電気も使いませんし経済的です。ただ、微生物の発酵を促すために、生ごみを入れたら必ずかき混ぜる、発酵が遅くなってきたら生ごみの投入は少し休む、虫対策に布等でカバーをするなどの配慮が必要です。段ボール箱を置く場所は、経験上、雨の当たりにくい屋外がいいと思います。
 微生物と上手に付き合えるようになったら、悪臭もなく生ごみが消えていくのに感動するのではないでしょうか。
 段ボールがいっぱいになったら、木枠式のコンポスター(自作)に移します。木枠式のコンポスターの中には、段ボールコンポストで発酵した生ごみに落ち葉などを加えて堆肥になるのを待ちます。この中では、カナブンの幼虫達が「落ち葉+発酵した生ごみ」を黒々とした土に変えるのに一役かっています。

・生ごみの減らし方
 食品の製造加工業者飲食店など事業系の生ごみは食品リサイクル法で再生利用することが義務付けられていますが、家庭ごみの場合は、どう減らすかは個人に任されているのが現状です。まずは生ごみの水切りをしっかりと。例えば、野菜くずや果物の皮などはできるだけ水に濡らさない、お茶がらなどはよく水切りする、風通しの良い状態で保存するなどで、かなり臭いも防げますし、燃やすエネルギーの削減になります。買いすぎない、食べ残さないなども心がけたいものです。
 一方、ダンボールコンポストもずいぶんごみの削減に役立ちそうです。ご参考までに。
(野中公子)

<7>船橋の秘密〈市議会会議録の謎〉
  ~船橋市議会 会議録で気づいたこと~
 最近、調べごとがあり船橋市議会の会議録を何度も検索していて気づいたことがありました。
 船橋市議会ホームページから「会議録の検索」を選ぶと検索ページが開きます。昭和56年(1981年)までさかのぼり定例会や各委員会などの会議録を詳細に検索することができます。かなり良くできた検索システムです。
 ちなみにホームページTOPの検索窓では同じ検索でも出てこないものもあるので注意した方が良いでしょう。
 他市についてはわかりませんが、船橋市議会の会議録はかなり忠実に記録されています。
 例えば、「長谷川大委員『絶対あるよね。あるよね、斉藤さんね、あるある。あるある。陳情はあるんですよ』」と呼ぶ)」、「ふなばしの経済……議長報告あったか。個別に確認をしていないので、漏れがあるようであれば、精査をして担当課には……。」「本当に特定の……何だろうな、個人の……」などです。…も含めどれも原文のままです。…が2つ続いているところに忠実性?が現れています。
 当然前後の発言を見れば多くはわかるのですが、議員は手元の資料を見ながら発言していますので、この資料が公開されていないため会議録を見ただけではわからない内容もあることが難点です。
 ちなみに上記にある「と呼ぶ」は不規則発言-議長の指名の無い発言-を記載しているようで、他にも「と呼ぶ者あり」など多数出てきます。違和感を感じますがこれについてはまた別の機会に考えたいと思います。

 ところである会議録を読んでいて気づいたことがありました。
 平成27年11月24日議会運営委員会「うめない幹雄氏の議員辞職勧告決議」についての扱い部分です。結果的に「受理のみにとどめる」になっていますが、本題ではありませんので内容には触れませんが関心のある方は「うめない幹雄氏の議員辞職勧告決議」で検索すれば該当箇所を見ることができます。
 ちなみにこの陳情は「受理のみ」でしたのでこの会議録と録画中継以外情報を見ることができませんし、陳情書本文すら市民は知ることができないことを付記しておきます。
 さて会議録の内容を転載します。
——
○委員長(鈴木和美)(前略)次に、別紙でお配りしている件について、正副委員長としても内容を見ると、取り扱いに苦慮しておりますので、皆さんにご意見を伺ってから進めたいと思いますので(後略)
◆長谷川大委員 休憩してください。
 (※休憩が入ります)
○委員長(鈴木和美) では、再開をします。
 うめない幹雄氏の議員辞職勧告決議に関する陳情については、受理のみにとどめるということにいたしますので、よろしくお願いいたします。
——
 「ご意見を伺ってから進めたい」→休憩→「受理のみにとどめる」となっています。
 「ご意見を伺う」部分が抜けています。意見は無かったのでしょうか?。
 それとも休憩中に「審議」されたのでしょうか?
 気になったので現・旧議員複数の方に聞いて見ました。
 それによると、休憩中に意見を聞くのは良くあることで、議事録に一切残らないので色々なことを言っているとのこと。
 「船橋市議会の秘密」に触れてしまいました。
 長谷川大委員の「休憩してください」という発言は「さあ会議録や映像に残らないところで話しましょう」という秘密のキーワードだったとも考えられます。
 各委員会までライブ映像で配信されること、一語一句忠実に書かれている(少なくともそう思える)会議録によりとてもオープンな議会だと思っていましたが、抜け道はあるのですね。

 あたかもすべてオープンのように見せながら実は休憩中に相談をしていたわけです。オープンに見せているだけ余計ひどいと思います。
 個人のプライバシーに関することなど会議で公開できない部分があることは否定しません。理由を述べ部分的に録画や議事録を止める、傍聴者に一時退場してもらうなどがあっても納得できる場合もあります。
 しかし、あたかもすべてオープンのように見せながら実は休憩中に相談しているとうのはいかがなものでしょうか?
 「市議会 会議録の謎」について考えて見ました。

◎付記
 他の市議会の話を聞くと、陳情は受け取り議員に配布するだけ、会議のライブ・録画映像は本会議だけという市議会もあるようです。そういう意味では船橋市は進んでいると思います。一方、我孫子市では議会が主催し議会報告会を各地区で行っているとのこと。議員も出席し直接議員に質問し話ができるそうです。そういう市議会もあることを付記しておきます。
(相葉康之)

<8>美味しい船橋〈市場カフェの女川(おながわ)ブレンド〉
 船橋のお薦めのお店や食材、レシピなど食に関する情報をあくまで個人的な独断と偏見により紹介します。私も書きたいという方がいればお知らせ下さい。

 最近、コンビニで買えるようになった挽き立てのコーヒーがとても美味しことは皆さんご存じでしょう。最初に始めたセブン-イレブンの「セブンカフェ」1杯100円が設定価格の基準になっています。すでにコンビニコーヒーは金額ベースで喫茶市場の2割を占めているとのこと。マクドナルドなどのファーストフード業界もこれに負けじと値下げし美味しいコーヒーを売りにしてきていますが苦戦しているもよう。キムタクを起用したマクドナルドはコーヒー1杯でもいいですよ(本当は困るのでしょうが)とコマーシャルを打っています。
 また低価格コーヒーのドトールやスターバックスも、個人経営のカフェや喫茶店には脅威になっています。
 もはや美味しいコーヒーを飲めることが差別化にはつながらなくなり、様々なタイプの「快適なスペース」が差別化の中心になっているのではないでしょうか。
 今回紹介する「市場カフェ」は、船橋市地方卸売市場の中の関連棟一番端にあります。船橋のタウン誌MyFuna編集部が運営しており、2階が編集部になっているとのこと。市場にあるので朝7時からオープンしています。
 「人と人とが出会い、情報を発信し、人と地域がつながっていくそんな小さなカフェスペース」がコンセプト。
 この市場は朝のウォーキングのコースになっていることもあり時々寄ります。小さなカフェですのでその端の席でMyFuna前編集長でカフェのマスター山﨑君がいつもノートパソコンに向かっています。誰か来ると世間話が始まります。他のお客さんが来るとそれぞれ紹介してくれます。
 狭いスペースなのでいやが応にも会話に巻き込まれます。それを目的に来る人も多いのでしょう。おかげ様で色々な方と知り合いになりました。
 時々隣の菓子屋の男性が山﨑君に野菜を持ってきます。多いので持っていって、とこれまでもキャベツやレタスをおすそ分けしてもらいました。ウォーキングの帰りが遅いと自宅の母が心配しますのでメールをしておきますが、最近は戻ると「今日は何の野菜をもらった?」と聞かれます(笑)。
 ここで飲めるのがハンドドリップ珈琲(女川ブレンド)450円(税込み)。いつも少し薄めでお願いしています。こういうリクエストができるのも小さなカフェの良いところ。
 小さなスペースならではの良さがあることを実感したカフェの紹介でした。
 ちなみにコーヒーに野菜は付いていませんので。
 少し長くなりますが、女川ブレンドのいい話があるので市場カフェホームページより転載します。(相葉康之)

 ”東日本大震災の直後、避難所生活を送る人たちの表情に元気がなかったのを見かねたおばあちゃんたちが「私たちが『かふぇ』やるから協力してくれないか」と、復興支援で訪問していたドトールコーヒー船橋駅南口店の梶真佐巳店長が相談を受けた。
 船橋に戻って、珈琲のブレンドと焙煎に定評がある喫茶いずみマスターの伊藤拓史さんに相談し、珈琲に慣れていない人が淹れても味がブレにくい「女川ブレンド」を開発。珈琲を囲んだコミュニティで笑顔の花が咲き誇ったというエピソードのある女川ブレンド。
 漁師町「女川町」の冬の海の荒々しさを珈琲の苦味で。
 浜で待つおかみさんの包み込むような温かさと優しさを甘みで。
 女川の街を再現したようなこのブレンドにほれ込み、市場カフェの唯一無二なブレンドとして提供することを決めました。
 市場という場所も、荒々しい男たちの働く「場」。ここに市場カフェが清涼剤のように温かさと、ほっとする空間を提供できたら…そんな思いがこもっています。”(市場カフェホームページより)
●市場カフェ
 住 所:船橋市市場1-8-1関連棟0号通路1階
 定休日:水曜日、日曜日、祝日、その他休市日
 営 業:07:00~14:00
 問合せ:TEL:047-409-1877
 駐車場:市場の駐車場使用可
 ホームページ https://ichibacafe.com/

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★発行:市民ネットワーク・ふなばし 運営委員会
★編集:相葉康之
★登録アドレスの変更や追加、脱会を希望される方は市民ネットワーク・ふなばしまでお知らせ下さい。
siminnet.funabashi@ninus.ocn.ne.jp